日本や韓国では、エラが張っていたり頬骨が出ていたりと、骨感のある直線的な輪郭をコンプレックスにしている人が多い傾向にあります。エラが張っている場合、全体的に顔の横幅が広く見えるため、スタイリングによっては顔が大きく見えてしまうことがあります。本記事では、エラ張りタイプの輪郭の人がその輪郭をよりスッキリ見せるのに効果的な髪型を紹介します。
※韓国のスタイルコンサルタント 어썸미 AwesomeMEの解説を参考にしています。
エラ張り輪郭の長所
コンプレックスになりがちなエラ張り輪郭ですが、実は長所もたくさんあります。まず、下顎の骨格が大きく、咬筋が発達しているため、エラのないVライン輪郭の人に比べて顔の肉を支える力が強く、年を取っても顔がたるみにくいという素晴らしいメリットがあります。
ちなみに、欧米ではエラが張っていると『意志が強くしっかりした女性』に見えるため美しいと言われることもあるそうです。アンジェリーナ・ジョリーやミランダ・カーなど、海外セレブにはエラが張っている人が多いですよね。
また、直線的なスタイリング（カチッとしたジャケットやタイトなスーツ、スラックス、ストレートヘアなど）が他のどのタイプの輪郭よりもよく似合います。輪郭の骨感が与える直線のイメージが、モダンでシックなスタイリングのイメージとばっちりマッチするためです。シックで洗練されたファッションが好きな人にとっては最高の輪郭とも言えるでしょう。
しかし、このようなスタイルが好みではないという人や、とにかくこの輪郭をカバーしたいという人もいますよね。そんな人は、以下のポイントを押さえたヘアスタイルを意識するとよいでしょう。
エラ張り輪郭のヘアスタイリングのポイント
エラが張っている人が輪郭をよりすっきり見せるには、エラ周辺が強調されるような髪型を避けることが重要です。具体的に言うと、エラ周辺にボリュームが生まれるあごの長さのタンバルモリ（ボブヘア）がこれに当てはまります。
ショートカットにする際は、なるべくボリュームをあごよりも上に持って行き、髪型を含む顔の形を「ひし型」に近づけることで、輪郭をすっきり見せることができます。
エラ張り輪郭におすすめのヘアスタイル
あごより上の位置にボリュームがあるショートカット
レイヤードカット
ミディアムヘアの場合、レイヤーを入れてエラ周辺の髪の量を減らすことで、相対的に上部分にボリュームが生じてひし形が形成されるため、下顔部がスッキリして見えるのでおすすめです◎
ミディアム以上の長さがある場合は、レイヤーの毛先を自然な内巻きにしてエラ周りを包むことで、エラ周辺に影ができシェーディング効果が生まれ、下顔部をよりすっきり見せることができます。
アップスタイル
髪でエラを隠したくなってしまうところですが、あえて髪を結んでエラのラインを露出するのもおすすめです。というのも、髪を下ろしていると「対比効果」によってむしろエラが強調されてしまうことがあるからです。背景に黒や茶色等の暗い色（髪）があることで、明るい色のエラがかえって目立ってしまうのです。
この時、サイドバング（顔周りの毛）は輪郭を包めるくらいの長さにするのがポイントです。エギョモリを出すのもおすすめ。
ロングヘアの場合は顔周りの毛に工夫を！
ロングヘアの場合は、顔周りの毛でひし形を形成するのがポイントです。
あえて顔周りの毛は巻かずに、すとんと落ちるようなシンプルなスタイリングにして横幅を抑えるのもよいでしょう。
前髪なしスタイル
ロングヘアの場合は、前髪をなくすのもおすすめ。おでこが露出されることで顔の縦幅が強調され、エラの張りによって生じる横幅が緩和されるためです。
エラ張り輪郭の人におすすめの前髪
シースルーバング
エラが張っている人の場合、顔の横幅を抑えることでエラをすっきり見せることができます。そのため、顔に縦のラインを作ることが重要です。フルバング等でおでこを完全に隠してしまうと、顔の縦幅が短くなり、さらにエラの張りが目立ってしまうため、前髪を作るときは隙間からおでこが見え、縦のラインが生まれるシースルーバングをおすすめします。
また、この際前髪の幅はなるべく狭めに作るとよいでしょう。
チョッピーバング
眉よりも上で前髪をぱっつんとカットするチョッピーバング。インパクトのある髪型のため視線が前髪部分に集中し、エラ部分には視線が向きにくくなるため、輪郭よりも目鼻立ちが強調されるようになります。
以上、エラが張っている人がその輪郭をより美しく見せるためのヘアスタイルについて紹介しました。ぜひ参考にして、生まれ持った美しさをさらに活かしてみてくださいね。
