TWICEのメイクで1番のポイントとなる部分と言えば、やっぱりチークではないでしょうか。
内側からにじみ出るジューシーな色は、顔の血色をよくしてくれるだけではありません!
TWICEの担当メイクさんによると、チークは塗り方1つで、立体感を作り出したり、小顔に見せる効果もあるんだとか。
そこで今回は、TWICEの担当メイクさんが教える、TWICEメイクのチークに隠された驚きのテクニックについて詳しくみていきましょう!
顔の立体感はシェーディング < チーク
TWICEのメイクを担当しているBit & BootのジョンヨさんとLuluのジアさんは、2人ともTWICEメイクにおいて、絶対欠かせないポイントにチークをあげています
ジアさん:「TWICEならではの明るくて健康的なイメージにはマスト!」
ジョンヨさん:「メイクで立体感を担当しているのはチーク。メンバーも『チークはシェーディングだ!』と言っているほど」
チークがシェーディングになる原理
TWICEのメンバー言っている「チークはシェーディング」とはどういう意味なのでしょうか。
そもそもシェーディングは目鼻立ちをはっきりとさせ、顔の形を整えるために、肌よりも少し暗い色を使って、顔に影を入れる工程のことです。
一方でチークは、頬骨あたりに血色感を連想させるピンクやオレンジなどを乗せることで、顔の血色をよく見せる効果があります。
ところが、TWICEのメイクさんたちはこれに加えて、意図的にチークに視線を集めることで、顔を小さく見せるという錯覚を利用しているのだとか。
人間は、
薄い色<濃い色
彩度が低い色<彩度が高い色
の方が視線が行きやすくなる性質を持っています。
なので、肌色よりも濃い色で彩度が高い色をチークに使うことで、人の目線がチークに集まるのです。
また、人は目線が一点に集中すると、そのほかの部分の視覚情報まで鮮明に読み取ることが難しいという性質があります。スマホの画面に集中していると、周りの景色が見えなくなってしまうのと同じことです。
つまり、チークというのは人間が反応しやすい色を目線が集まるように乗せることで、顔に立体感を作り、顔が小さく見える効果をもたらすメイクなんです。
こうして見てみると、TWICEのメンバーのステージメイク写真を見た瞬間、なんとなく視線が顔の中央、鼻周りあたりに行くのではないでしょうか。
チークの効果を最大限にする方法は?
チークを上手に取り入れることができれば、シェーディング効果につながることがわかったところで、チークの効果をさらに高める方法があります。それはズバリ、グラデーションです!
TWICEのメイクを担当してるジョンヨさんによると、グラデーションは立体感を出すために絶対に必要な部分だそう。
TWICEのメイクさんだけでなく、多くのK-POPアイドルのメイクさんたちが実践しているグラデーション方法の1つが、2、3色を使ったグラデーション。1色でグラデーションをするよりも色の厚みが表現できる分、一味凝ったプロのメイクに仕上がる方法です。
例えば、ジョンヨさんが担当するナヨンの場合、ベースに薄いピンクを塗った後に、一番高く見せたい部分にブラウンカラーを重ねることが多いそう。ここで大事なのが、ベースの時点で一番高く見せたい部分に向かって、外側から内側に向かってグラデーションを作っておくこと。
TWICEのメンバー別 チークの入れ方
モモ
モモのチークは、1色のチークを丁寧にグラデーションして作っているそう。
モモのメイクを担当しているジョンヨさんによると、モモはマットの質感よりもツヤ感が肌の質感的に似合うので、パウダータイプのチークよりもクリームタイプのチークを主に使用するそうです。
よく使用する色は、少し彩度が高めのピンク系のチークとのこと。
ナヨン
先ほどご紹介したように、ナヨンは2、3色を使ったグラデーションにすることが多いそう。
そして意外なのが、ナヨンによく使うチークの色は、彩度が高い鮮やかな色よりも、少し落ち着いたベージュ系やピーチ系をよく使い、コーラル系でも、少しトーンダウンした色味を使うことが多いそう。
というのも、ナヨンの場合、チークを肌に乗せたときに、実際に色味よりも少し彩度が高めに発色するのだとか。ナヨンはTWICEメンバーの中でも、チークが印象的なメンバーですが、実際にはほかのメンバーよりもやさしい色のチークを使っているんです!
サナ
サナは、ナヨンとは逆で、彩度が高い鮮やかな色のチークをよく使うとのこと。
말린 장미と呼ばれる、バラのドライフラワーのような、少しくすんだ、ブラウンレッド系のチークがよく使うカラー。ラメやパールなどが一切入っていない、マットタイプのチークが、サナの肌の質感にマッチするのだそう。
サナのチークは、1色でグラデーションを作るスタイルで、ハイライトを入れるような頬の高い位置にブラシを置くようなイメージで、丁寧にやさしく入れていくのがポイント。
ダヒョン
以前、OdiOdiでも紹介しましたが、ダヒョンは肌がキレイすぎて、ファンデーションなどを塗らずに、ベースメイクは日焼け止めだけで次の工程に進んでしまうのだとか。
日焼け止め以外のベースメイクで、肌の質感をカバーしていない分、キレイな肌をそのまま活かせるように、チークはクリームタイプを主に使っているそう。
また、担当しているジアさんによると、肌が白すぎて似合わない色がないのだとか。そのため、比較的さまざまな色のメイクに挑戦しているそうですが、一番よく使う色はピーチコーラル系。
ダヒョンのかわいらしいイメージに合うように、チークを狭い範囲に塗ることで、子どもらしい印象を作っているそうです。
まとめ
「TWICEのメイクと言えばチーク!」と言えるほど、存在感のある彼女たちのチークですが、そこには、小顔に見せるための方法や、彼女たちの明るくて健康的なイメージを作り出すためのアイディアが込められていたんですね。
TWICEのメンバーたちも、チークの力のすごさを実感しているようなので、みなさんもこの記事を基に、自分なりのチークの入れ方を研究してみてはいかがでしょうか。
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OdiOdiのSNSではくまさん🐻。独学で韓国語を勉強し、大学進学後、周りに外国人学生が多い環境を生かし英語や韓国語の実力を磨く。大学在学中に韓国の有名大学に1年間、交換留学生として留学。「根っからのオタク気質」を生かしたサーチ力と情報力の多さが長所。パーソナルカラーは「ブルーベース冬(ブルベ冬)」。パーソナルカラーを知ったことを機に、さまざまなイメージコンサルティングに興味を持っている。
メンバーごとに肌の質感や肌色が違うので、それに合わせたチークのタイプや色を選んでいるけど、何があってもグラデーションをします